月髑髏 上弦&下弦。
行ってきました、花鳥風月最終シーズン、月髑髏!
発表されたときから、4シーズンの最後がこれ、かー…?って、正直、キャストには不安しかなかった月髑髏でしたが、思っていたよりは良かった!というのが第一印象の感想。
というわけで、以下ネタバレしまくりの感想。気になる方は回れ右!
25日 下弦の月 夜公演 4列目!4 列 目 !!! 近かったーーーーー!!!!
先に見たのは、下弦の月。改めてキャストを見てみると、劇団員さんはインディ高橋さんと中谷さとみさん…だけ?
そりゃ、劇団☆新感線ファンとしては満足!とは行かないのは仕方なかったかなーと思います。新感線が見たい!と思っていくと、満足は出来ないかな、というカンジ。ただ、思っていたより皆さんすごくがんばってて、仕上がりは良かったと思う。
OPが安土城からだったのは、今でのシーズンで初めてだったんじゃないかな?しかも、天魔王スタートではなくて、人の男→天魔王誕生という流れは、ちょっと新しかったかも!甲冑が急に立ち上がって、鎧ダンサーズになったのはびっくりした!かっこよかった~(*´ω`*)
宮野さんの捨之介は、今までの捨之介より、明るくて少し弱い感じがしたかな。でも、声はさすが。セリフはすごく聞き取りやすかった!無界屋のシーンでの、遊女さんとの踊りとかも軽快で、身のこなしも悪くはなかったけど、やっぱり、殺陣は省エネ気味かな~と。あと、天魔王と蘭兵衛に斬られてたシーンは、瀕死感を出したかったのかもしれないんだけど、ちょっとゼエハア言い過ぎてて、このままじゃ、ラストバトル無理なんじゃ!?って感じてしまったかなぁ…。
鈴木さん天魔王は、表情の作り方が印象的!ファンの方のRTとかで、ツイッタの画像とかとのギャップがありすぎてびっくらこきました。ただ、天魔王の描き方が、鳥髑髏の時の森山君と同じようなシナリオ進行だったので、どうしても森山君の天魔王と重なってしまって、そこが難しかったかなぁ…。殺陣もがんばっていたと思うし、声も迫力があったけど、どうしても、森山未来の影がぬぐいきれないというか……私の中で、ですが。そんな感じになってしまいました(>_<)
廣瀬さん蘭兵衛も、そういう意味では、ワカドクロの太一君の蘭兵衛とイメージが重なってしまって、うーんとなった(>_<) 声の出し方とかも女っぽいカンジで、殺陣もキレイだったけど、早乙女太一と比べると……みたいな。でも、危うげなカンジはすごくしたので、無界屋から天魔王との初対峙のやりとりで、すでに「あ、裏切りそう。やべぇ」感をひしひしと感じたので、蘭兵衛の裏切りにはあんまり違和感を持たずに済んだかも。
木村くん兵庫は、正統派兵庫!ってカンジ!!良く動いてよく怒鳴って、良く飛んで!!今日の「くんろ」は「くんろ…すます、クンリスマス!太夫のサンタに、俺はなる!!」でした。「今日しかできないからね~」ってツッコんだ宮野捨も笑えた。空回りっぷりがすごい兵庫でよかった!!太夫との絡みも、憧れの太夫に、めっちゃ背伸びして行くカンジがしてよかったなー。羽野さんとの年齢差を心配してたけど、羽野さん太夫もめっちゃかわいくて、あんまり心配は要らなかった(笑)
ってか、羽野さん太夫のかわいさにびっくり!声もかわいいし動きもかわいいし!!意外でした~。
松岡君霧丸は、悪くはないんだけど…なんで男の子にしたん?というカンジ。動きもイイし、可愛いんだけど……私は沙霧のほうが好きだなぁ、ってなってしまった。無界屋の裏で、くまきの仲間を弔うシーンもなくなってて、あれ?と。弔いよりも復習に生きていたってことなんでしょうか…。
インディさんのいん平はメイクがなんか凄かった…(笑) 鎌使いが相手もだったところで、どうすんのかなと思ったけど、まさかの鍬登場に笑いました。でもって、決め台詞がカッコイイ、耕すのって大事だよね!!ww
さとみさんの生駒は、贋鉄斎のシーンで「生駒、おこだからねー!」とか言ってて、可愛かった!そして、天魔王好き好きな感じもよく伝わってきたので、生駒のラストシーンは、まぁ納得かな、と。憧れの先輩のために何でもしちゃう後輩ってカンジがしました。
全体的に、みんながんばってるんだけど、もうちょっとがんばって欲しいなー感があって、見終わった後には「うん、まぁ。このキャストだし、がんばってたね」というカンジでした。ストーリーは、若い天魔王、蘭兵衛は、小姓二人で天魔王が蘭兵衛に嫉妬してた、な流れが、中島さんの中での規定路線になったのかな~?という印象。そんなところも余計に鳥髑髏と重なっちゃったんだよなぁ…。
上弦の月 26日 夜公演 6列目。6 列 目 !!!
私は断然上弦のほうが好きだなーと、見終わった後母と話しました。でも、キャストが…キャストがさ。
こっちは、高田聖子さん、粟根まことさん、山本カナコさんに、村木仁さん。ほんで、もう準劇団員でしょ?っていう、髑髏城3回目の早乙女太一、と、劇団新感線カラーを前面に出せるキャストが、圧倒的にこっちのほうが多い。改めてみると、上弦下弦のバランス悪すぎじゃない?って思ってしまうくらい、こちらのほうが「新感線!!!」な髑髏城でした。私は、新感線が好きなので、そりゃ、こっちのほうが好きなのも致し方ないですよ、うん。
先日の下弦踏まえての上弦だったので、OPから早乙女太一が出てくるのは分かっていたんですが…いやー……やっぱり殺陣が美しい。凄いですわ。マント裁きもだし、刀裁きもだし……。あと、声の出し方が凄い。3種類くらい?なんかもう、いろんな声が出てて、危うい…この天魔王危ういよ!と思った。特に思ったのは、生駒とのからみ。あんな哀れっぽい声で「生駒ー……」なんて行くなんてびっくりした!その天魔王の頭を、なでるんですよ生駒!なでちゃうの!!!そこも、カナコさんの生駒だから出来たことかな~とも思うので、カナコさんの生駒やっぱいいわーと。鳥の時のラップ生駒も素敵でしたけど!!(笑)
福士君捨之介は、若い!とにかく若い!初舞台ということで、声量とかは実はちょっと心配してたけど、そこは凄くがんばってたし、殺陣も良かった。もともと動ける子なのは知ってたので、おお、しっかり殺陣をマスターしとる!と思いました。ただ、余裕は無かったかな。アドリブとかに返す余裕がなかったので、公演後半の伸び代に期待!ただ、若くて危うげな分、霧丸との関係性が、逆に良かった気がした。霧丸役の平間さんが、実年齢福士君より年上なので、割とシッカリしていて、庇護するものされるものというよりは、共闘する男同士というカンジがしたなぁ、と。福士捨之介だったら、沙霧は支えきれないんじゃないかな~という、若さを感じたので、福士君には霧丸が良かった気がしました。特にラストシーン。壁から落ちていく天魔王を追いかけようとして、必死に霧丸が引き戻してて。あのシーンであんなふうになってしまう捨之介ははじめてみたので新鮮で、あそこで「ああ、霧丸が必要だったな」って思った。
実は、下弦の時にも、引きとめた後のシーンで太夫が「捨之介さん、アンタだけは生き残らなきゃいけない」っていうセリフがあって。「あんた『だけ』」の意味がわからなかったのだけど、上弦を見て、天魔王・蘭兵衛・捨之介の3人の中で、捨之介だけでも生き残らなきゃ!っていう意味なんだと理解できました。良かった。危うい捨之介。
早乙女君天魔王は、凄い良かった!ホント良かった!!!声がころころ変わって、不安定な感じがして。若いがゆえに、信長に必要としてもらえなかった自分を認めたくなくて、色々否定したくて、でも結局出来なくて、みたいな。牢屋から出てきた捨之介が仲間と登場したところで、ヒステリックに「あーーーーーーーーーーーーーー!!!!」って叫んだところとか、鎧を脱がされていくたびに、弱くなっていく表情とか。全部の鎧を脱がされた後、ひざを抱えて座ってしまうところとか本当に哀れで。蘭兵衛に本当のことを伝えたシーンの声が、妙に冷静でイケメン声(?)で、なんかこう……今まで、蘭兵衛を口説いていたり宥めすかしていたりしたどの声とも違ってて…なんだろう。殿の言葉だけは、本当の声で伝えたのかな、とか。なんか色々考えてしまいました。
三浦さん蘭兵衛は、下弦の廣瀬くんとはまた全然違ってて、凄い男っぽかった!男っぽかったけど、それでも、信長に惹かれていて未練も残っててって言うのも伝わってきて、良かった。声が低かったので、山本さん蘭兵衛のイメージと重なったかな。…ていうか、花鳥風月とアカ、アオ、97年と色々見てきてるので、どうしても、今までの髑髏城と比べてしまってまっさらな気持ちでは見れないのが、残念でもアリ…まぁ、仕方ないよね(笑)
殺陣も凄くキレイだったんですが、面白かったのが、捨之介も蘭兵衛も、くるりと刀を回すのが凄い上手…なんだけど、同じカンジで!これはもう、早乙女太一に教わっているに違いない!と思いましたよ(笑) 殺陣の神様みたいな人が居るんだから、そりゃそうだよね~。なんか面白かったです。動きが同じで。
須賀君兵庫は、めっちゃ可愛かった!パンフにも「子犬みたいに走り回る」って書いてあったけど、まさにそんな感じ。太夫に行くのも子犬が強いボスになついてるような…うん、可愛かった!だけど、ラストシーン「ナシだなしだナシだなしだーーーーー!!!」って言って、太夫を追っかけていった後、いつか追い越して受け止める!っていう宣言はなんか凄いけなげで、泣けてしまった。ラストの兵庫の告白で泣いたの初めてだよ!!良かったよあのシーン!!
高田さん太夫はもう…うん。なんか凄かった。羽野さん太夫を見た時に、可愛くて、高田さんは絶対この方向性ではこないと思ってたけど、登場すぐからもう「聖子ねえさーーーーーーーーん!!!!!」という迫力。網タイツですよ、網タイツ!!!!
蘭兵衛を呼ぶ時に、蘭兵衛さんでなく、蘭兵衛と呼び捨てにしてたところもびっくり!そして、パンフにも書いてあったけど、今回は、蘭兵衛と太夫に恋愛感情は一切なくて、それはそれでいっそすがすがしかったかな。下弦の時にも、チラッとそうかと思ったけど、歌を聴くとやっぱり、今回の太夫は、蘭兵衛が髑髏城に行くのは分かってて、それも仕方ないとあきらめてるカンジもした。あそこまで裏切るとも思ってないけど、でも、やりたいようにやるしかないさ、というか。そんなカンジ。
今回は、無界屋で、みんな死んでしまった後、うろたえる兵庫を止める前に、必死に自分を張り飛ばして、奮い立たせてる太夫が印象的で。そんな太夫だから、姉御でめっちゃシッカリしてそうなんだけど、全部終わった後にはひっそりと消えてしまいそうなカンジもしたので、ラストシーン、それを必死につなぎとめようとする兵庫が、ホントに良かった!!恋仲には難しいかもしれないけど…(笑)
粟根さん渡京は安定の裏切らない裏切り渡京でした。好き!
カナコさん生駒は、贋鉄斎のシーンはさとみさんに比べて抑え目だったけど、その分、天魔王との関係が良かったな~。風の時にも、側近の女幹部は天魔王のことを良く分かってて、秘密を知っている人が少ないほうがいいなら死ぬことも厭わないっていう設定はあったけど、今回の生駒は、忠誠心よりは母性で死んだカンジがしたかなぁ、と。生駒と天魔王、蘭兵衛と太夫、と、女性陣が母性押しだった感じがしました。
平間さん霧丸は、年齢が福士君より上ってことで、どうなるのかな、とちょっと不安もあったけど、声を高めに出してて可愛かった!けどやっぱり場数を踏んでるカンジは下弦より上弦霧丸のほうがあって、だからこそ、天魔王を追っていってしまいそうだった、福士君捨之介を引き戻せたのかな、と。動きも良かったし、カッコよかったです!
新感線みたで!っていう満足感が凄いあって、お腹いっぱいの上弦の月。良い観劇収めでした!もっかい見たいな~~~(*´ω`*)
上弦下弦、キャスト違いで、同じシナリオでもこんなに変わるんだ!っていうのも面白かった!
最後の極は、脚本も全然違うので今から楽しみなんだけど……実は、チケット取れてないので…二次先行、こい!!!!!!!(祈)